こんにちは~
台温泉の湯気の妖精台子ですっ!
皆さん、冬支度は終わりましたか?
台温泉の山の木々はすっかり葉を落とし、
雪と寒さの準備を始めていますよ。
もし今、台子が絵を描くなら
レンガ色で覆った山肌に、
寒そうに立つ木々は明るいねずみ色かな。
・・なんて、芸術的なことを言い出したのは
大正6年(1916年)に発行された観光案内図をみていたから。
なんと102年前の台温泉!
上の字は、右から読みます。
陸中台温泉鳥瞰(りくちゅうだいおんせんちょうかん)。
陸中とは、陸中国(ほぼ今の岩手県一帯)のことで
明治初期の廃藩置県まではそう呼ばれていました。
その名残りなんですね。
ちなみに、
同じ岩手県でも沿岸南部は陸前国だったので、
陸前高田市があります。
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約100年前の台温泉はどんな様子だった?
交通手段は徒歩か自転車、または乗合馬車!
その料金は、花巻停車場(今の花巻駅)から
上り30銭、下り25銭。
馬車の会社が2軒もありました。
牛乳屋の牛舎や台焼の工場、染物屋、
新聞販売所、床屋に料亭、大きな郵便局・・・。
今は無くなった建物がたくさん描かれています。
そして、数軒の旅館の全収容人数はナント3千人!
台温泉がとっても賑わっていたのが分かります。
これを見ているだけで、
台子は大正時代にタイムスリップ → → →
台温泉の各旅館にも近いうちに、
このコピーが飾られると思いますよ。
この鳥瞰図を快く貸して下さったFさんに感謝!
ドローンも飛行機も無かったこの時代、
こんなに細々と描いた絵師の松井天山さん。
とっても想像力豊かな人だったんでしょうね。
現代の台温泉を見たら、
どんな感想を持つのでしょう?
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数えきれない人を温めた、歴史ある台温泉に
皆さんも入りに来てくださいね!
では、また
台子でした